この記事を書いた時、こんなニュースがありました。
簡単に説明すると、飼い主の女性ら三人が大型犬に襲われた。
それを助けるために、警官が発砲し、計13発撃ったそうだ。
警察側は判断は妥当としたが、今度はその警察にクレームの電話が鳴りやまず、回線はパンクした。
クレームの内容は「そんなに打つ必要があったのか」「他の人に当たったらどうする」「素手でどうにかならなかったのか」
中には「よくやった」などの声もあったそうだ。
まず、警察にそんな電話して、重大な事件の時に対応できなくなったらどうするのだろうか・・・
そういったことも考えて電話して欲しいよなってのが第一だよね。
この記事を書いてる時に、外国人が4人を殺害した事件が緊急放送で入っていた。
さて、まずこのクレームをする人の意見。第一にあるのは犬への感情でしょう。
他の人にあたったら・・・というのは確かにあるけれど、それ以外は「かわいそう!」と言う意見でしょう。
ただ残念ながら、銃をつかわなくてこの犬が生け捕りにされても、恐らく殺処分になるだろうね・・・
個人的には、賛成とまではいかないが、やむを得なかったのかな、と思ってます。
もちろん、長い棒などがあればそれで・・・とかも考えるがまずこの犬、紀州犬なんですよ。
紀州犬はイノシシ狩りのエキスパートというほど、強い。気性も荒いのである。
イノシシを素手で倒せる人は恐らく少ないと思うが、そのイノシシを倒すのであれば分かっていただけるだろう。
では、噛まれても素手で倒す、又は引き離してそれから対処するべきでしょうか?これが最も危険!
キズの深さは一切関係なく、場合によっては死ぬことも十分ありえる!
それは狂犬病。
感染したら100%死ぬ病気です。感染源は犬などに噛まれてウイルスが入ってしまうこと。
仮にこの犬がウイルスを持っていたら、かまれた3人は助からないでしょう。
警察もかまれていたら死んでいたし、引き離しても犬が逃げて他の人を襲えばまた被害が増える。
いやいや、狂犬病のワクチンは必ず接種しなきゃいけないでしょう!
はい、その通りです。ですが、残念ながら日本での狂犬病のワクチンはなんと50%ほどなんだとか!
(もっと低かったかも、参考文献:動物のねだん、日本最強の動物商の方の本です)
ちなみに、全ての犬が狂犬病を持っているわけではないのだけどね・・・
つまり、その時点でワクチン打ってますか!?最後に打ったのいつですか!?なんて確認してたら
その間に噛まれている人はお星様になっていたかもしれない。
そう考えると、すぐに引き離し、かつ、二次被害を防ぐための射殺は仕方なかったのかぁ、と思ってしまう。
もちろん、犬はかわいそうだ。元々は飼い主がどう飼育していたかが一番のポイントだよね。
ここまでの状況を理解して、それでも反対!とはおいらには言えません・・・
狂犬病再侵入―日本国内における感染と発症のシミュレーション | |
クリエーター情報なし | |
地人書館 |